『海腹川背』(うみはらかわせ)

「しんぽ日和」にお立ち寄りいただきありがとうございます。
うなぎの新甫スタッフの橋本です。

今日は焼き魚の盛り付け方のお話です。諸説ある中のひとつとしてお読みください。

日本では古くから左上位・左優位という伝統礼法が根強く、お祝い事では必ず左側に頭を置く盛り付けの原則があります。逆に弔事では頭を右に盛ったりします。
日本料理の基本のひとつに『海腹川背』といって海の魚は腹を手前に、川の魚は背を手前に盛る基本があります。
魚が川の上流に上る様子をお皿の上で表現したもので、川を上る魚の姿を人間側、地上から見ると背が手前に見えるからで、背を真上に向けて「立てて」盛ることが多いようです。しかしながら、日本は右利き文化なので左頭の方がスマートに食べやすいので魚の頭は左が現代では普通になりつつあるもの事実です。

鰻は、関西関東で捌き方が異なるように一概には言えないこともありますが、新甫ではうな重の盛り付けは頭側が右に盛りつけております。うな重をご注文の際は、そんなところもご覧くださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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7月30日(日) 土用の丑は営業致します。
尚、翌日7月31日(月)は振替休業とさせていただきます。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

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